ふじみ野市大井地区の8つの学童クラブの日々の生活をつづったサイトです
国産時計の名ブランド、タカノが東京時計精密によって復活されることが決定、東京時計精密代表で独立時計師の浅岡 肇氏がSNSで「チラ見せ」していましたが5月29日に正式な発表会が行われました。
発表会に参加させていただき、それに先立ちタカノの躍進の立役者である時計師の末和海氏に復活と作品を報告する旅にも同行させていただきましたましたので合わせてレポートします。X(旧Twitter)で速報は書いたのですが、体調不良で遅れてスミマセン…
現在タカノと言うブランドの名称は歴史的な経緯もあり、リコーエレメックス株式会社が権利を保有しているそうですが、東京時計精密がライセンス許諾を受け、新たにブランドを展開していくそうです。
発表を行う浅岡氏(向かって右)とゲストの山田五郎氏(左)。クロムハーツ スーパーコピーまずは浅岡氏が自ら撮影と編集を手掛けたというプロモーションムービーが流されます。
フランスのブザンソン天文台、国際規格ISO 3159に準じたクロノメーター検定を現代に復活させ、検定を受け入れています。
最近はより厳しい基準とした「自社検定」を展開しているブランドもありますが、利害関係のない公平な第三者機関により、「公(おおやけ)に証明されることに意味がある」と理解しました。
当時の最薄記録を競っていたという、昔のタカノの話から…
なんと、ジョン・ハリソンとクロノメーターの発祥の話に。
航海のための「兵器」としてのクロノメーター、海上で自分の位置を同定するための方法として月を測定する月測定法との対決、「学者」時計師と「大工」ジョン・ハリソンの対立(最後は国王による仲裁)などの歴史が語られます。ある意味、浅岡さんらしい…?
プレゼンテーション後、握手を交わす浅岡氏と山田氏。
往年のタカノの名作「シャトー」の名前を冠する、シャトーヌーベルクロノメーター。
文字盤はブラックとホワイト。
全数ブザンソン天文台によるケーシング状態でのクロノメーター検定を行い、WMOでも何回か取り上げている、手書きの検定書(アンドレアス・ストレーラ―トランスアクシャル、ペキニエ ロワイヤル サフィール ペルラージュ、この二つも「自称ではない第三者による公的な証明」を求めています)が付属します。
組み上げた後、専用のキャリーケース(浅岡氏手製の帯磁を防ぐパーマロイシールド付き)でフランスに持ち込み、検定を行うそうです。
ケースバックがサファイアなのは、美観もありますが「ケーシング状態でムーブメントの識別番号(ロータに書いてあるPWTxxxという番号)が読み取れる必要がある」と言う検定側の要求もある、とのこと。一般的なクロノメーターはムーブメント単体に対して検定を行うのに対し、ケーシング状態で行うブザンソン特有の要求です。
ムーブメントは「国産」にこだわりを持つ浅岡氏らしくクロノトウキョウでも使い慣れているミヨタをベースにしたもの。ミヨタのプレミアムレンジのムーブメント(規格上は非クロノメーター)を東京時計精密で各種調整してクロノメーター化、予備測定を行ってからフランスに送り出すのですが、なかなか全数合格とはいかず、ノウハウを蓄えているところだそうです。
調整も含め「チーム」としての時計作りを行っている東京時計精密、手掛けている時計師も紹介されました。
浅岡氏はオールドタカノとツナミをダブルで腕に。
さて、5月29日は「発表会」だったのですが…
さらにさかのぼること、3月27日にタカノ躍進の立役者、時計師 末和海氏にいよいよブランドを復活させる報告と作品を見ていただくため、現在お住いの仙台までお伺いする、と言う旅に同行させていただきました。(右が末氏、左はご一緒した近江時計学校の染矢先生)WMOでも、氏の自叙伝、稀世の「時計師」ものがたりの献本をいただきました。
新生タカノをご覧になった末氏、「自分がやっていた時代とは違うが、皆さんが良いものを作ろうとしているのは伝わってくる、頑張ってほしい」とエールを送ります。個人的にも伝説のブランドが~と言う方向より、タカノのスピリットを現代に再解釈した「俺(浅岡氏)のタカノ」と捉えるのが良いのかな、と感じました。
ザ・クロノメーター!と言った視認性の高い文字盤や、バランスの取れたケースデザインは浅岡氏の独壇場、と感じます。要素ではなく、全体としてまとまっていてる、と言えばいいでしょうか…
最後に公式写真と詳細スペックを掲載します。
ホワイト
ブラック
詳細Ref:PWT
機能:時分秒表示駆動方式:自動巻ケース径:37ミリラグ幅:19ミリケース素材:ステンレススチール(ザラツ研磨)防水性:日常生活防水ストラップ:クロコダイルゴローズ スーパーコピームーブメント:90T(自動巻、24石、毎時28800振動、パワーリザーブ約40時間)風防:ボックスサファイアクリスタル
製造国:日本
個人的には全数ブザンソン検定、という高い目標が気になる新生タカノ。これからも情報をお伝えしていければ、と思います。
国産時計の名ブランド、タカノが東京時計精密によって復活されることが決定、東京時計精密代表で独立時計師の浅岡 肇氏がSNSで「チラ見せ」していましたが5月29日に正式な発表会が行われました。
発表会に参加させていただき、それに先立ちタカノの躍進の立役者である時計師の末和海氏に復活と作品を報告する旅にも同行させていただきましたましたので合わせてレポートします。
X(旧Twitter)で速報は書いたのですが、体調不良で遅れてスミマセン…
現在タカノと言うブランドの名称は歴史的な経緯もあり、リコーエレメックス株式会社が権利を保有しているそうですが、東京時計精密がライセンス許諾を受け、新たにブランドを展開していくそうです。
発表を行う浅岡氏(向かって右)とゲストの山田五郎氏(左)。
クロムハーツ スーパーコピーまずは浅岡氏が自ら撮影と編集を手掛けたというプロモーションムービーが流されます。
フランスのブザンソン天文台、国際規格ISO 3159に準じたクロノメーター検定を現代に復活させ、検定を受け入れています。
最近はより厳しい基準とした「自社検定」を展開しているブランドもありますが、利害関係のない公平な第三者機関により、「公(おおやけ)に証明されることに意味がある」と理解しました。
当時の最薄記録を競っていたという、昔のタカノの話から…
なんと、ジョン・ハリソンとクロノメーターの発祥の話に。
航海のための「兵器」としてのクロノメーター、海上で自分の位置を同定するための方法として月を測定する月測定法との対決、「学者」時計師と「大工」ジョン・ハリソンの対立(最後は国王による仲裁)などの歴史が語られます。
ある意味、浅岡さんらしい…?
プレゼンテーション後、握手を交わす浅岡氏と山田氏。
往年のタカノの名作「シャトー」の名前を冠する、シャトーヌーベルクロノメーター。
文字盤はブラックとホワイト。
全数ブザンソン天文台によるケーシング状態でのクロノメーター検定を行い、WMOでも何回か取り上げている、手書きの検定書(アンドレアス・ストレーラ―トランスアクシャル、ペキニエ ロワイヤル サフィール ペルラージュ、この二つも「自称ではない第三者による公的な証明」を求めています)が付属します。
組み上げた後、専用のキャリーケース(浅岡氏手製の帯磁を防ぐパーマロイシールド付き)でフランスに持ち込み、検定を行うそうです。
ケースバックがサファイアなのは、美観もありますが「ケーシング状態でムーブメントの識別番号(ロータに書いてあるPWTxxxという番号)が読み取れる必要がある」と言う検定側の要求もある、とのこと。
一般的なクロノメーターはムーブメント単体に対して検定を行うのに対し、ケーシング状態で行うブザンソン特有の要求です。
ムーブメントは「国産」にこだわりを持つ浅岡氏らしくクロノトウキョウでも使い慣れているミヨタをベースにしたもの。
ミヨタのプレミアムレンジのムーブメント(規格上は非クロノメーター)を東京時計精密で各種調整してクロノメーター化、予備測定を行ってからフランスに送り出すのですが、なかなか全数合格とはいかず、ノウハウを蓄えているところだそうです。
調整も含め「チーム」としての時計作りを行っている東京時計精密、手掛けている時計師も紹介されました。
浅岡氏はオールドタカノとツナミをダブルで腕に。
さて、5月29日は「発表会」だったのですが…
さらにさかのぼること、3月27日にタカノ躍進の立役者、時計師 末和海氏にいよいよブランドを復活させる報告と作品を見ていただくため、現在お住いの仙台までお伺いする、と言う旅に同行させていただきました。
(右が末氏、左はご一緒した近江時計学校の染矢先生)
WMOでも、氏の自叙伝、稀世の「時計師」ものがたりの献本をいただきました。
新生タカノをご覧になった末氏、「自分がやっていた時代とは違うが、皆さんが良いものを作ろうとしているのは伝わってくる、頑張ってほしい」とエールを送ります。
個人的にも伝説のブランドが~と言う方向より、タカノのスピリットを現代に再解釈した「俺(浅岡氏)のタカノ」と捉えるのが良いのかな、と感じました。
ザ・クロノメーター!と言った視認性の高い文字盤や、バランスの取れたケースデザインは浅岡氏の独壇場、と感じます。
要素ではなく、全体としてまとまっていてる、と言えばいいでしょうか…
最後に公式写真と詳細スペックを掲載します。
ホワイト
ブラック
詳細
Ref:PWT
機能:時分秒表示
駆動方式:自動巻
ケース径:37ミリ
ラグ幅:19ミリ
ケース素材:ステンレススチール(ザラツ研磨)
防水性:日常生活防水
ストラップ:クロコダイル
ゴローズ スーパーコピームーブメント:90T(自動巻、24石、毎時28800振動、パワーリザーブ約40時間)
風防:ボックスサファイアクリスタル
製造国:日本
個人的には全数ブザンソン検定、という高い目標が気になる新生タカノ。
これからも情報をお伝えしていければ、と思います。